学科 HTML基礎②

-本日のアジェンダ-

1限目
学科 HTML基礎②
文書情報(ヘッダー領域)について

2限目
学科 HTML基礎②
セクション分類タグについて

3限目
学科 HTML基礎②
コンテンツ分類タグについて

4限目
学科 HTML基礎②
HTMLのまとめ

5限目
学科 HTML基礎②
HTMLのまとめ

本日のテーマ

文書情報と文書構造を意識しましょう

HTMLの基本構造について

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
  (文書の情報を記述)
</head>
<body>
  (文書の本体を記述)
</body>
</html>

!DOCTYPE 宣言(ドキュメントタイプ宣言)

ドキュメントタイプ宣言は、この文書のバージョンを宣言するメタ情報です。HTML5 であれば<!DOCTYPE html>と記述します。

html 要素(HTML の文書)

html 要素は、この文書が HTML の文書であることを表します。「lang=”ja”」の “ja” は日本語で書かれた文書であることを表します。

head 要素(文書情報)

head 要素は、この文書のメタデータを記述します。例えば、<title>~</title>でその文書のタイトルを記述することができます。

body 要素(文書本文)

body 要素は、この文書の本文を記述します。この body 要素で囲まれた領域が Web ページとして表示されます。

文書情報について

title 要素(ページタイトル)

<title>Webページのタイトル</title>

Web ページのタイトル名を記載します。多くのブラウザではブラウザのタイトルタブに表示される名称となります。

meta 要素(文字コード指定/charset)

<meta charset=”UTF-8″>

HTML を記述している文字コードを指定します。文字コードが UTF-8 の場合は “UTF-8” と指定します。

meta 要素(ページの説明文/description)

<meta name=”description” content=”サイトの説明文”>

ページの概要を示す説明文を指定します。一般的には検索サイトでページ概要として表示され、PC は 120 文字程度、スマホは 50 文字程度が表示文字数となります。

meta 要素(ページのキーワード/keywords)

<meta name=”keywords” content=”キーワード”>

ページの検索キーワードをカンマ(,)で区切って指定します。キーワードの有効可否は検索サイトに依存します。

meta 要素(ページの作者情報/author)

<meta name=”author” content=”作者情報”>

Web ページの作成者情報を指定します。

meta 要素(ビューポート/viewport)

<meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1.0″>

Webページの表示領域を指定します。 上記の “width=device-width” デバイスの表示幅に合わせた表示領域を使用することを示し “initial-scale=1.0” は 1.0 倍の倍率で表示することを示します。 viewportを指定していないWebページをスマホで表示するとPC用の画面が縮小されて表示されます。 viewportを指定して複数の装置のデザインを実装することをレスポンシブWebデザインといいますが正しく実装するには、HTML に viewport を記述すると同時に CSS にレイアウト調整を行う記述が必要となります。

link要素(外部 CSS ファイルの紐付け)

<link href=”スタイルシートファイルのパス名” rel=”stylesheet” type=”text/css”>

外部のスタイルシートファイルとの紐付けを指定します。

link要素(ファビコンファイルの紐付け)

<link href=”ファビコンファイルのパス名” rel=”icon”>

ファビコンファイル(Web ページのシンボルアイコンファイル)との紐付けを指定します。一般的なファビコンファイル名は “favicon.ico” になります。

文書本文について

文書本文に記載するタグには、以下の分類があります。

  • セクション分類タグ
  • コンテンツ分類タグ
  • テキスト分類タグ
  • コンテンツ埋め込みタグ
  • テーブルタグ
  • フォームタグ

参考サイト

ブロックレベル要素とインライン要素について

要素の多くは、ブロックレベル要素とインライン要素に分類されます。
ただし、HTML5ではブロックレベル要素とインライン要素という考え方はなくなっていますので、あくまでも性質を持っていると考えておきましょう。

ブロックレベル要素

文書の骨組みとなる要素です(例えば見出しや段落など)。このタイプの要素は、body要素の直接の子要素として配置することができます。

インライン要素

文章中の一部として扱われる要素です(例えばリンクや文字の強調など)。このタイプの要素は、通常はブロックレベル要素内で使用します。

参考サイト

セクション分類タグについて

h1~h6 要素(見出し)

<h1>h1 レベル見出し情報</h1>
<h2>h2 レベル見出し情報</h2>
<h3>h3 レベル見出し情報</h3>
<h4>h4 レベル見出し情報</h4>
<h5>h5 レベル見出し情報</h5>
<h6>h6 レベル見出し情報</h6>

各レベルに従った見出しを指定します。一般的に h1 はページに 1 つだけ指定します。

ワンポイントアドバイス

h1タグ以外は、特に使用回数に制限はありません。h2やh3などは大きな見出しとなることが多いためたくさん使われると思います。「h1タグは1ページで一回の使用で抑え、数字の順序をしっかり守ること」これを守っていれば使用になんら問題はありません。ただ、html5の場合は1ページにh1タグが複数あっても問題ありません。

参考サイト

article 要素(アーティクル)

<article>アーティクル定義情報</article>

単独で成り立つコンテンツのブロックを定義します。

section 要素(セクション)

<section>セクション定義情報</section>

章のブロックを定義します。

header 要素(ヘッダー)

<header>ヘッダー定義情報</header>

ページ上部のヘッダーブロックを定義します。セクション要素やアーティクル要素内のヘッダー情報としても使用可能です。

footer 要素(フッター)

<footer>フッター定義情報</footer>

ページ下部のフッターブロックを定義します。セクション要素やアーティクル要素内のフッター情報としても使用可能です。

nav 要素(ナビ)

<nav>グローバルナビゲーション定義情報</nav>

グローバルナビゲーションのブロックを定義します。

aside 要素(アサイド)

<aside>アサイド定義情報</aside>

ページの内容と関連がないブロックや補足情報のブロックを定義します。

参考サイト

コンテンツ分類タグについて

p 要素(段落(パラグラフ))

<p>段落定義情報</p>

段落(パラグラフ)を指定します。段落よりもふさわしい要素がある場合には使用するべきではありません。

ワンポイントアドバイス

マークアップに悩んだらとにかく「p」にしましょう。

hr 要素(区切り)

<hr>

テーマや話題の区切りを指定します。

ul/li 要素(順序のないリスト)

<ul>
  <li>リスト要素</li>
  <li>リスト要素</li>
</ul>

順序性のないリスト要素を指定します。

ol/li 要素(順序のあるリスト)

<ol>
  <li>リスト要素</li>
  <li>リスト要素</li>
</ol>

順序性のあるリスト要素を指定します。

dl/dt/dd 要素(定義・説明リスト)

<dl>
  <dt>説明する言葉</dt><dd>説明文</dd>
  <dt>説明する言葉</dt><dd>説明文</dd>
</dl>

説明文リストを指定します。

div 要素(ひとつのかたまりの範囲)

<div>ひとつのかたまりの範囲定義情報</div>

ひとつのかたまりの範囲を指定します。

main 要素(メインコンテンツ)

<main>メインコンテンツ定義情報</main>

ページのメインコンテンツブロックを定義します。

本日の課題①

WordPressサイトに、本日学んだ内容を「投稿ページ」にまとめてください。
投稿日は、本日の日時で設定してください。
※ページタイトルは、投稿内容がわかるような記述にしましょう。

学科 HTML基礎①

-本日のアジェンダ-

1限目
学科 HTML基礎①
ページのソースとデベロッパーツールについて

2限目
学科 HTML基礎①
文字コードとファイル指定(パス)について

3限目
学科 HTML基礎①
HTMLの基本構造について

4限目
学科 HTML基礎①
HTMLのまとめ

5限目
学科 HTML基礎①
HTMLのまとめ

本日のテーマ

HTMLの基本構造を理解しましょう

Webページ開発ツールについて

Webページ開発には、テキストエディタとブラウザが必要です。Windows標準にインストールされているメモ帳とEdgeでもWebページ開発が可能ですが、本訓練では、TeraPadとChromeを使用してWebページ開発を行います。TeraPadとChromeは、Windows標準ではインストールされていませんのでインストールを行ってください。

参考サイト

Webページの構成要素について

Web ページ = HTML(文書構造) + CSS(レイアウト・装飾) + JavaScript/jQuery(動き・処理)

HTML(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)

HTML は、Web ページ内の各要素の意味や文書構造を定義します。

  • ハイパーテキスト:Web ページから別の Web ページへのリンクを作成したり画像、動画、音声などの埋め込みを行います。
  • マークアップ:文章の各要素が、どんな役割(見出し・段落・表・リストなど)を持っているかの目印を付けます。

CSS(カスケーディング・スタイル・シート)

CSS は、Web ページのレイアウトデザインや各要素の装飾(色・サイズ・レイアウトなど)を定義します。HTML に用意されている装飾タグを使用することである程度の装飾を行うことは可能ですが HTML は、文書構造を定義するためのものなので Web ページの装飾は、CSS を用いて行いましょう。

JavaScript と jQuery

Web ページに動きを付けたり計算などの処理を行うにはプログラミング言語である JavaScript を使用します。また、JavaScript を容易に記述できるようにした JavaScript ライブラリィである jQuery や JavaScript 機能ライブラリィを使用することもあります。

ページのソースについて

ホームページのソースとは? 普段何気なく見ているホームページなどのウェブページは、HTMLやCSSというマークアップ言語からできています。 これらの言語で書かれたファイルのことを「ソースファイル」と呼び、例えばHTMLで書かれたファイルを「HTMLソース」といいます。

参考サイト

文字コードについて

日本語を扱うための文字コードには、シフトJIS、EUC、UTF-8などがあります。Webページを作成する時の文字コードは、UTF-8N(UTF-8 BOMなし)を使用してください。

参考サイト

ファイルのパス指定について

ファイルを指定するためには、絶対パスでの指定方法と相対パスでの指定方法があります。それぞれの特徴を理解して使い分けましょう。

参考サイト

HTMLの基本構造について

タグの構造

<要素名 属性=”属性値”>

要素名

タグの種別を指定します。タグ名とも言われます。

属性

要素名に対して設定する属性名を指定します。属性が複数ある場合は、属性と属性値の組合せを空白で区切って複数指定することができます。

属性値

属性に対する値を指定します。一般的には、ダブルクォーテーション(”)で囲んで指定しますが シングルクォーテーション(’)で囲むことも可能です。属性値がない時は、イコール(=)以降が省略されます。複数の属性を指定する時は、スペースで区切って指定します。

HTMLの基本構造

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
  (文書の情報を記述)
</head>
<body>
  (文書の本体を記述)
</body>
</html>

!DOCTYPE 宣言(ドキュメントタイプ宣言)

ドキュメントタイプ宣言は、この文書のバージョンを宣言するメタ情報です。HTML5 であれば<!DOCTYPE html>と記述します。

html 要素(HTML の文書)

html 要素は、この文書が HTML の文書であることを表します。「lang=”ja”」の “ja” は日本語で書かれた文書であることを表します。

head 要素(文書情報)

head 要素は、この文書のメタデータを記述します。例えば、<title>~</title>でその文書のタイトルを記述することができます。

body 要素(文書本文)

body 要素は、この文書の本文を記述します。この body 要素で囲まれた領域が Web ページとして表示されます。

doctype宣言とは?

HTML5におけるDOCTYPE宣言はあまり意味を持たないとされていますが、 作成した文書がHTML5によるものであることを、ブラウザなどに明示的に伝えるために記述しておいたほうが良いでしょう。

DOCTYPE宣言が無いと、一般的なブラウザではレンダリングモードが互換モード(Quirks mode)となります。 互換モードのブラウザではCSSの解釈が標準と異なるため、制作者の意図しないレイアウトになってしまう場合があります。 ブラウザに標準モード(Standards mode)で解釈させる場合には、DOCTYPE宣言を記述する必要があります。 IE6も含めて、主要なブラウザでは文書の先頭に <!DOCTYPE html> と記述することで標準モードとなります。

参考サイト

ワンポイントアドバイス

楽天のショッピングサイトなどのテンプレートでは、 DOCTYPE宣言が無く互換モードになり、CSSが思うように使えなくなる場合があります。その場合やむを得ず、違う方法を使わなければならない場合がありますので、お仕事で担当した時は、 DOCTYPE宣言は必ず確認しておきましょう。

本日の課題

WordPressサイトに、本日学んだ内容を「投稿ページ」にまとめてください。
投稿日は、本日の日時で設定してください。
※ページタイトルは、投稿内容がわかるような記述にしましょう。